2011年10月28日

リチウムイオン電池の充電器を作る





最近、収集してるリチウムイオン電池の数が増えてきたので、充電器を作りました。 
これ↓


コントロールICとして『MCP73864』を使っているので、2個直列充電で最大充電電流が1.2Aとなっています。
1個だけで充電したければ、『MCP73861/3』とか使えばいいんじゃないかと思います。
最近、店頭でも並んできているので。


さて、回路はデータシートに日本語で丁寧に書いてくれているので余裕でした。
充電電流を可変にしたかったので、7pinのPROGに半固定抵抗をつけてみました。

そして、今回は回路パターン基板をきっちり作ってみることに!
EAGLEでさくっと作ります。



左図の画像サイズは2倍。

若干ビア周りのパターンが小さくなってしまった。。。
が、そんなことは気にせず印刷。




これをインクジェットプリンタで印刷するわけですが、回路パターンが濃くならずちょっと苦労しました。
結局、印刷設定をOHP膨潤紙高品位専用紙にするのが良いらしい。
それでもまだ透けていたので結局3枚印刷して、重ねました↓。

ちょっと工夫したところ
 とりあえず、2枚重ねて目視でパターンをきっちり合わせて机の上で固定。
4隅を1ヶ所ずつ液体のりで貼り付けて押さえつける。
3枚目も目視であわせて以下同様。

この作業で、かなりパターンが濃くなります。
露光するときにのりの部分が若干浮きますが、上からアクリル板かガラス板で押さえると問題なしです。

このような行程を経て↓のような基板ができました。

 
あとは酸化防止用にフラックスを塗ってビアの穴を空けて↑、


ICとかチップ抵抗をつけてカンセー!

これで、携帯の充電器が無くなってもLi-ion電池を直接充電できます。
そんな人見たこと無いが。。。

2011年9月22日

一斗缶で燻製器を作る

BBQ用に燻製器を作ることになったので地味に載せてみる。
主にこのサイト「http://www.jjt.jp/ittokan.html」を参照しつつ作ってます。
ちなみに、上のサイトの方が遙かに詳しいので、是非どうぞ。



まず、料理を載せる網用の台を作ります。
最初に穴を空けるのですが、角から7,8cm位離れた位置にします。
2段式にしたいので、高さを上から11と20cmの位置にしてみました(左図)
ここで試してみたのが、φ3mmのアルミ棒1mを用いた支え台。

1mを8分割して穴に通します(右図)。
穴に通したら、はみ出てる部分を適当にカットして内側に曲げて固定(下図)
ぼちぼち強度があり、加工もしやすく、安かったのでよい感じです。
これを全8カ所で行うと下のようになります。

















なかなか様になってる!と、一人で悦に浸ってると問題発生!

あろうことか下段に網(100均)を置こうとすると、上段の台に引っかかって入らない!!
無理矢理押しこむと入るが、使用時に危険が伴うので網の4角を折り曲げることに。
2段にするときは、上段と下段の間隔をよく考えないといけないみたいです。



この時点ですでに、午前3:30。テンションが上がってきたので、空焼きします。河原で。
一斗缶の底付近に空気穴を空けないといけないので、ガンガン釘で打ちまくります。河原で。
そのかたわらで、火おこし試験ついでに、小皿を炙ってアルミ溶融テスト。河原で。
職質されなくて良かった.....

空気穴は簡単に空いたが、アルミは溶けず!
良い感じに燃えてたのに。温度不足か?やっぱり石を積んだだけではダメなのか?


そんなこんなで、ついに一斗缶を空焼き!
新聞を放り込むだけで結構焼けるのね。一斗缶って。
そりゃたき火に使うわけだ。結構燃やしやすい。
キャンプ気分で作業してたけど、5時も過ぎると日が出てくる。
ちゃちゃっと燃やし終えて自転車のかごに乗せて帰宅。
人目が一番気になった。「変な人が居ます」とか通報されてませんように。


結局、焼けると↓のように黒っぽくなりました。
網を載せて完成!まぁ、こんなもんじゃないでしょうか。

さて完成したのはいいが、バーベキューは台風で延期という落ち。。
今年中に活躍の機会がありますように(-人-)

2011年7月22日

目覚まし簾を作る-動作部編

友人伝いで「朝日とともに上がるブラインド」が欲しいという話を聞いたのでアイデアを頂きました。





およそ左図のイメージで作ります。
マイコンへ光センサの値を入力して、繋いだモータをなんやかんや制御します。
D2で見たところブラインドの価格が高めなので、100円簾で代用しました。
モータ動作部が少し変わる程度で、ほぼ同じでしょう。
今回は、モータと簾関連を作ります。










動作部として、モータにはタミヤのギアボックスを使い、D2クオリティの簾と3mm径のアルミパイプを組み合わせます。

モータ備え付けのステンレス棒とアルミパイプを入れ替えたところ、微妙に径が違うみたいなのでリーマーで調整し接合。

一人で勝手に様になってるような気がしてきたところで、モータに接続してテスト動作をしてみます。








接続する電池の極性を入れ替えて、両方向に回転することを確認しています。



回転確認がとれたところで、アルミパイプを簾に密着させて接着剤で強制固定。
簾を装着させたことでモータへの付加も大きくなったので、秋月で流行りの鉛蓄電池(6V,.4Ah)で駆動させます。




実用風に装着させてスイッチをぽちぽち動かして動作させてみます。
ついでに電流計に繋いで、動作電流も同時に確認。
調子に乗って動画編集もしてみる。
………。
早送りすればよかった。
予想以上に地味でびっくりした。

とりあえず下げ動作は問題なく駆動。電流も1Aでほぼ一定。
一方、上げ動作の方は時折止まるのでスイッチを連打。
うまく動かないときは2A程度まで電流が上がってしまってます。
でも、一応上に上がってるので、マイコンでPWM制御すればスムーズに巻き上げられるでしょう。きっと。

こんな感じで動作部ができたので、次は制御部を作りたいと思います。

2011年6月17日

マウスホイールの原理を調べてみる

マウスホイールについてです。適当に取ってきた上の画像の真ん中のクルクルするやつですね。
これを取り出して何かに使おうと思ったんですが、調べてもなかなか原理が出てこないので調べてみました。 


そこらへんに転がってた廃品と思しきマウスを解体してみたのが下の図です。部品はチョイはずしてありますが。。

:表面&受光IC&ホイール用スイッチ
:裏面&黒いのがメインIC


となってました。簡単に回路図を復元すると
こんな感じです。
で、肝心のホイール部分。switch Aとしてます。
下を見ればわかるのですが、ホイールをまわすと白いのがクルクル回ります。
そのときに、金属のつっかき見たいなものが、青と赤のくぼみに交互にはまります。
このときの信号(上図のswitch AのS1, S2)が、たとえば、青のときはS1=S2='H'となり、赤のときはS1=S2='L'となります。
この信号の変化で、ホイールが回ってることがわかるらしいです。


ですが、これだけでは前後のどちらに回転しているかがわかりません。
そこで、S1とS2の信号を同時に測定してみると、違いがありました。
例えば、順回転のとき、H→L、L→Hのどちらの場合でも、S1が先に変化します。
一方で、逆回転のときは、S2が先に変化するわけです。
こんな、信号をどうやって作るのか不思議になって開けてみたら、なかなか巧妙にできてました。
見ればわかるが、作れといわれたら無理ゲーですね。



つまりは、上のように変化する信号を自分でメインICに送ってやれば、ホイールをまわすのと同じ動作をさせられるわけです。
次の機会があれば、これを無線でできるのか試してみたいと思います。

2011年6月14日

日本中世代の兵器『弩』を作ってみる

図書館の本で面白いものを見つけました。
本の著作権が切れてるぽいのでそのまま載せます。




参考文献:西澤勇志智『日本火術考』p57、聚芳閣(1927)

いわゆる弩の一種だと思われますが正式名称は知りません。誰か教えてください。。
用途は見たとおりで、どんどん矢を飛ばします。
敵の死角かつ遠方から、火とか火薬付きで飛ばします。
近くで敵に見つかってしまった場合、たぶんこれを捨てて逃げる事でしょう。
最終的に、大砲の登場により駆逐されてしまったらしいです。

 
こんな魅力的な兵器を作ってみようかと思います。
製作期間は、1ヶ月予定ですが、きっと伸びるでしょう。
ぼちぼちやっていく予定なので、指摘とかアドバイスお願いします。

あ、知り合いに弩職人とか居れば、是非連れてきてください。

2011年5月3日

テスト投稿

テステス

飽き性な人が開設してみる。
電子工作的な物を載せて行ければいいなーー