2011年6月17日

マウスホイールの原理を調べてみる

マウスホイールについてです。適当に取ってきた上の画像の真ん中のクルクルするやつですね。
これを取り出して何かに使おうと思ったんですが、調べてもなかなか原理が出てこないので調べてみました。 


そこらへんに転がってた廃品と思しきマウスを解体してみたのが下の図です。部品はチョイはずしてありますが。。

:表面&受光IC&ホイール用スイッチ
:裏面&黒いのがメインIC


となってました。簡単に回路図を復元すると
こんな感じです。
で、肝心のホイール部分。switch Aとしてます。
下を見ればわかるのですが、ホイールをまわすと白いのがクルクル回ります。
そのときに、金属のつっかき見たいなものが、青と赤のくぼみに交互にはまります。
このときの信号(上図のswitch AのS1, S2)が、たとえば、青のときはS1=S2='H'となり、赤のときはS1=S2='L'となります。
この信号の変化で、ホイールが回ってることがわかるらしいです。


ですが、これだけでは前後のどちらに回転しているかがわかりません。
そこで、S1とS2の信号を同時に測定してみると、違いがありました。
例えば、順回転のとき、H→L、L→Hのどちらの場合でも、S1が先に変化します。
一方で、逆回転のときは、S2が先に変化するわけです。
こんな、信号をどうやって作るのか不思議になって開けてみたら、なかなか巧妙にできてました。
見ればわかるが、作れといわれたら無理ゲーですね。



つまりは、上のように変化する信号を自分でメインICに送ってやれば、ホイールをまわすのと同じ動作をさせられるわけです。
次の機会があれば、これを無線でできるのか試してみたいと思います。

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